うつと共に生きる

うつと共なる日常生活を綴ります

無依の道人

私の病は根が深い。

だからこそ、九年間もかかっているし、最初の発病から言えば二十数年かかっているのです。

その根とは依存心です。

それは幼少期にも遡りますが、最初は父親に依存し、彼に認められようと一生懸命勉強して生きてきました。

それで一定の成果を上げることで、自らの自尊心を保っていたのです。

しかし高校の進路選択で、父親の言いなりに理系に進んで失敗。

最初のうつ病を発症しました。

次の依存は、最初の仕事先の先輩でした。

仕事で彼に認められようと格好をつけて無理に無理を重ね、うつ病を再発しました。

そして第三弾が、大学の恩師への依存。

これもまた、過剰に師に依存し、好かれようと、指摘された欠点を克服しようと無理して失敗。

うつ病を発症しました。

このように、私自身が自分の依頼心によりうつ病を作り出しているのであり、自分の自立を妨げているのです。

この状態まで来ると、もはや心の持ちようで修正して解決できるレベルではなくなりました。

即ち、薬物療法運動療法を併用した上で、さらにこの依存心という心の癖を絶えずチェックして克服しなければならないのです。

私に必要なのは依頼心ではなく、他者に対しては信頼心であり、自己に対しては自尊心であり、確固たる独立心です。

そういう何者にも依りかかることのない独立者を、臨済禅師は「無依の道人」と呼びました。

この「無依の道人」にして初めて、生き生きと自己の主体性を発揮して生きることが出来るのです。

そういう人間に私もなりたいのです。