うつと共に生きる

うつと共なる日常生活を綴ります

先生と弟子との関係

引き続き禅の言葉より。

「諸法空相にして、皆、実法なし。ただ聴法無依の道人のみあり。」(『臨済録』)

あらゆる教えは空っぽで、全て実体のあるものではない。

ただいま話を聞いている何にも依りかかることのない、独立者である道人、即ちお前がいるのみではないか。

 

私たちは、道を学ぶ時、それが空手道にしろ仏道にしろ、必ず教え=先生を通して学びます。

でも、その先生に依存するのではないのです。

教えを受けた先生を通して、自分が何物にも依存しない独立者となる。

ここに、先生と弟子との関係性があります。

教えの理解や解釈に明け暮れたり、教えてくれた先生を笠に着て威張っているだけだと、生死の問題など、どうにもならない問題の真っただ中に放り込まれた時、教えなど吹っ飛びます。

大切なのは、先生を通して自分自身が独立者として独り立ちすること。

法然のただ念仏の教えを信ずるだけだと言った親鸞も、弥陀の本願は親鸞一人が為であったか、と『歎異抄』で述べています。

そういう独立者を目指して道を学んでいきたいと思います。